なるべく歯を残そうよ
こんにちは、小平市小川駅東口からすぐ、おかべ歯科クリニックの院長・岡部保幸です🦷。
本日は当院の基本的な治療の考えをお話させていただこうと思います。
歯科のなかで「MI」という標語があります。
正確には、ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)の略称です。
これは、健康な歯を可能な限り維持し(なるべく歯を削らない)、虫歯を管理するという考えがベースとなっております。
もっとかみ砕いて言えば、削る部分は虫歯の部分の最小限にとどめ、歯の中にある神経に影響しないようにする、という考えです。
皆さんの天然の歯は、健康であればどんな治療(詰め物やかぶせ物)よりも勝っております。
健康な歯を出来るだけ残すことで、長い目で見たときに歯の寿命が長くなるのは間違いありません。
例えば、以前虫歯の治療をしたところが残念ながら、また虫歯になったら最悪神経を取る治療になります。神経は歯に栄養分を送る大切なものですのでそれをとってしまうと、歯に様々なリスクが生じてしまい(注 その可能性があるという事)、挙げ句の果てに抜歯という選択に迫られるなんてこともあります。
ですから虫歯にならないようにするのは当然大事なことですが、なったときにどうするか?は我々歯科医師の方針に関わってくることでもあります。
MI:Minimal Interventionという言葉が出始めたのは約20年以上前のことになります。
私が歯科大学で勉強していた頃には、出始めたこの「MI」を習いましたが、まだまだ今よりも強く浸透はしていなかったと思います。
ですが今は主流であります。
余談ですが、院長個人的に思う事として・・・
自分が患者さんの立場だった場合(←怖がり痛がりさん?笑)、
「あんまり大変な治療とかたくさんされたくないなあ・・・」って思う人なのです。😄笑